腰痛と内臓の関係

2019/01/09

 

 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします!

冷です。今日東京のほうが急に冷え込んで、顔が痛いくらい寒く感じ、中国大陸の冬の寒さを思い出します。


 毎年この時期急性腰痛、いわゆる「ぎっくり腰」の来院もかなり増えます。

 ちょっとしたきっかけで起こることがほとんどで、朝の起床時や雑誌を拾おうとして、ひどくなるとクシャミで起こすこともあります。
 何かのきっかけの後徐々に痛みが増して、動けなくなるぎっくり腰もあります。
いずれ慢性の腰痛と違うのは、炎症が腰部に起こっているかどうかということに尽きます。
 ぎっくり腰(急性腰痛)は腰の中で赤く腫れ、熱を持った炎症状態になっています。(だから入浴や飲酒をすれば翌朝症状はひどくなります)
それに対し慢性の腰痛は、筋肉は硬くなり血流が乏しくなっています。(温まったり近位屈伸痛を緩めると楽になります)


 では、なぜ「ぎっくり腰」が起こるのでしょうか? 昔から東洋医学の視点から
ほとんどのぎっくり腰は内臓の疲労が背景にあります。もしくは内臓の疲労により内臓の下垂が影響していることが多くみられます。この考え方は最近の医学にもデータ上どんどん証明されてます。
 内臓問題は脊柱起立筋に反射性の緊張をもたらすため、背中全体が固くなっています。また股関節周辺の筋肉群も緊張していることが多くみられます。
 骨盤の中の仙腸関節は靭帯で固定されていながらわずかにだけ動く関節ですが、背中が固く股関節が固くなれば、ちょっとした動作で仙腸関節が大きく動かされてしまいます。その時、仙腸関節(もしくは腰仙関節)でズレが起こると同時に「ぎっくり腰」が完成してしまいます。
  仙腸関節は軽い前屈位の状態でもっとも緩んでしまいますが、姿勢の悪さや飲み過ぎ食べ過ぎなどで内臓に疲労がたまっていればいつでもギックリ腰を起こす準備は出来あがっていると考えてください。

  健康堂の急性腰痛の治療法は腰部の筋肉はもちろん、お腹の筋肉や大腰筋や横隔膜(内臓に深くかかわる筋肉)もやさしく緩めていきます。
  痛みは、関節の調整や筋膜を緩め、反射を起こさないように動ける範囲を少しずつ広げて行くとその日のうちに和らいでいきます。
  しかし、炎症そのものが治まるまでは2~3日はかかるので無理は禁物です。
  姿勢だけでなく、内臓も含め身体全体の状態を整えるのは再発を防ぐために

腰痛を出さない身体をつくるとても大事です

 

ではご自宅でも簡単にできるお腹の筋肉を緩め、内臓を整えるやり方を教えます。

 

狙いうのは「大腰筋」という筋肉です。
 お臍の高さ

  腹直筋の外側のに手を置きます。

  そのまま下かつ内側にに指を入れていきコリコリとするやつが大腰筋です。

わからない方はアクティブに股関節外旋、内旋をしてもらうと大腰筋が収縮するのがわかると思います。

   大腰筋を押圧した状態で

   深呼吸を5回程してもらいましょう。

   

   2セットくらいやれば、自宅でも急性腰痛がすこし楽にさせます。




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