

慢性頭痛を訴える人のうち、約半数は緊張型頭痛で、30〜50代の人に特に多く見られます。頭の両側や後頭部が締め付けられるように痛んだり、頭が重く感じられたりして、痛みが比較的長く続くのが特徴です。また、肩こりや首のこり、目の疲れを伴うことが多いようです。
緊張型頭痛の原因は、長時間のデスクワークや車の運転などによって生じる肩こりや首筋のこりに、精神的なストレスが加わわることといわれています。

片頭痛は慢性頭痛の約2割を占め、若い女性に多く見られます。月に何回か、左右どちらかのこめかみがズキズキと痛み、数時間から数日間続きます。人によっては吐き気がしたり、寝込んでしまうほど痛みがひどかったりすることがあります。また片頭痛の人の約3割が、肩こり、めまい、目の前で星のようなものがチラチラする、など頭痛の前駆症状を感じています。
片頭痛の原因は、脳の血管が収縮・拡張する時に回りの神経を刺激することといわれており、ストレスや女性ホルモンの変化も影響するようです。また、遺伝的な体質も関係があり、母親が片頭痛だと子どもも片頭痛になりやすいことが最近わかってきました。

群発頭痛は、女性に多い片頭痛とは逆に、20〜30代の男性に多く見られます。明け方など毎日ほぼ決まった時間に片側の目の奥やその周辺が「キリでえぐり取られるような感じがする」ほど激しく痛みだし、1時間ほど続きます。しかし、群発頭痛がおきるのは年に1、2回、1〜2カ月ほどで、それ以外の時期は痛みがないのが特徴です。
群発頭痛の原因はまだはっきりわかっていませんが、目の奥の太い血管が拡張し、三叉神経という顔面の知覚神経を刺激するためではないかと考えられています。
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