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  頭痛

  頭が痛かったり、頭が重く感じられたりして、勉強や仕事、家事がはかどらず、できれば横になって休んでいたいけれど、忙しい日常ではそうもいっていられない。そんな経験がある女性は少なくないでしょう。
  ひとくちに頭痛といってもその原因はさまざま。かぜや寝不足からくる一時的な頭痛のほか、周期的に頭痛を繰り返す慢性頭痛や、脳腫瘍など脳の病気が原因で起こる頭痛があります。
慢性頭痛には、大きく分けて緊張型頭痛片頭痛群発頭痛の3つがあり、それぞれ症状や原因が異なります。

 頭痛の分類
 
身体に危険の無い頭痛には、主に3つのタイプがあります。
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緊張型頭痛
 慢性頭痛を訴える人のうち、約半数は緊張型頭痛で、30〜50代の人に特に多く見られます。頭の両側や後頭部が締め付けられるように痛んだり、頭が重く感じられたりして、痛みが比較的長く続くのが特徴です。また、肩こりや首のこり、目の疲れを伴うことが多いようです。

緊張型頭痛の原因は、長時間のデスクワークや車の運転などによって生じる肩こりや首筋のこりに、精神的なストレスが加わわることといわれています。

片頭痛
 片頭痛は慢性頭痛の約2割を占め、若い女性に多く見られます。月に何回か、左右どちらかのこめかみがズキズキと痛み、数時間から数日間続きます。人によっては吐き気がしたり、寝込んでしまうほど痛みがひどかったりすることがあります。また片頭痛の人の約3割が、肩こり、めまい、目の前で星のようなものがチラチラする、など頭痛の前駆症状を感じています。

片頭痛の原因は、脳の血管が収縮・拡張する時に回りの神経を刺激することといわれており、ストレスや女性ホルモンの変化も影響するようです。また、遺伝的な体質も関係があり、母親が片頭痛だと子どもも片頭痛になりやすいことが最近わかってきました。

群発頭痛
 群発頭痛は、女性に多い片頭痛とは逆に、20〜30代の男性に多く見られます。明け方など毎日ほぼ決まった時間に片側の目の奥やその周辺が「キリでえぐり取られるような感じがする」ほど激しく痛みだし、1時間ほど続きます。しかし、群発頭痛がおきるのは年に1、2回、1〜2カ月ほどで、それ以外の時期は痛みがないのが特徴です。

群発頭痛の原因はまだはっきりわかっていませんが、目の奥の太い血管が拡張し、三叉神経という顔面の知覚神経を刺激するためではないかと考えられています。

 

当院の治療法
 
  ひとり一人の頭痛のタイプを見極めて最も適切な治療をほどこし、すみやかに完治するよう
努めています。
治療回数
 
 初めの1〜2週間は、週に2〜3回目を目安に、できるだけ連続して治療することが効果的です。
 仕事や家庭などの都合で、十分に治療時間が取れない場合は、週に1度、定期的に通院することで治療効果が上がります。
 軽症ならば1〜2週間(治療回数で5〜6回程度)で、中程度以上の症状は定期的に治療を続ければ2〜3ヶ月で大半の方は治ります。

根本的な原因の改善と再発予防のために
 
当院では治療の一環として、症状と原因に応じて生活習慣へのアドバイスやストレッチングなどの運動指導を行い、治療効果を高めて、再発予防と健康維持に効果をあげています。

治療例
症例1
 
              
                      20代 女性 OLさん

 この患者さんには、まず10分ほど問診をして仕事の内容などをお聞きすると、お店が忙しくスタッフが足りないため、経営者のご自身がかなり遅くまで無理をしていることなどが分かりました。
拝見してみると首筋の筋肉(僧帽筋)がかなり硬くなって盛り上がっているのはもちろん、首の骨(頸椎)が右側に捻転(引っ張られた状態)しているのが分かりました。これも頭痛や肩こりが良くならない原因だったのでしょう。
そこで、背部や頸部に軽めの指圧を施した上で鍼をしました。特に右側の頚肩部には数分間鍼を刺したまま(置鍼)にして、光線を照射しました。その後自律神経の緊張をほぐすためにも頭部指圧を加えました。最後に両肩の肩井(けんせい)というツボに皮内鍼(絆創膏で貼り付けておく小さな鍼)を留めてその日の治療を終えました。

 問診を含め約50分かかりました。そのころには頭痛はほとんど消えていました。2日後に再来院していただいたときは、頭痛は治療後無くなったが肩こり感がまだ少し残っているということです。診察すると肩の筋肉の腫れぼったさはなくなり、頸椎の捻転も一昨日ほどではなくなっています。1回目と同様な治療を施した上、頸椎の矯正を行いました。筋肉がほぐれてきたので無理なく脊椎矯正ができました。

 その後数日の間隔をあけてもう一度来院していただき治療を終えました。
 

症例2
 
                    鎮痛剤を飲まなくなりました
                      〜 30代 女性 〜

 12年前からの右側の慢性頭痛に悩み、昨年から更に悪化し、左右の首の後ろから肩にかけて常に重だるい鈍痛があり、寝違えを起こしやすく、目の疲れや痛みにも悩まされ、頻繁に鎮痛剤を飲むようになりました。
 内科、整形外科、整体、マッサージなどの治療を受けましたが、一時的に痛みが治まってもすぐに再発してしまい、友人の紹介で来院しました。

 臨床検査では、頚椎が真直ぐ(正常では前に少しカーブしている)なため、首肩の筋肉が凝りやすい構造といえます。
 頚椎の上部(頚椎は7つあり上から2〜3番目)に歪みがあり、これが神経や血管に神経に影響し、頭痛と目の疲れの原因になります。
 また、5年前に右肩を怪我したため、右の鎖骨と肩甲骨の接合部(肩鎖関節 けんさかんせつ)にわずかなずれがみられ、肩や背中に不調をおこす一因となっています。

 治療は主に、こめかみから首肩の鍼を週 2〜3回をめやすに行ない、頭痛は1回目で、仕事や家事には影響が無くなり、治療3回目以降は、頭痛と首肩の鈍痛が無くなりました。
 その時点でストレッチングと生活指導を行ない、症状の改善がみられたので週1回の通院を数回。
 初診から1ヶ月程度で、辛く感じる程の症状はなくなり、今は完治をめざし、ストレッチングを頑張っています。