後頭神経痛は鍼灸で治せる?!2022年11月9日更新!

2016/02/15
最近健康堂に何件「後頭神経痛」症状の方がご来院され、治療例を紹介します
「後頭神経痛」はすこし聞きなれてない病名と思いますが、緊張性頭痛、血管性頭痛の次に、「第三の頭痛」と呼ばれるくらい、決して珍しい疾患ではないです

症状後頭神経痛の多くは大後頭神経(頚椎2(C2)、頚椎3番(C3)から後頭部の頭皮を走行する知覚神経)の痛み、小後頭神経痛と同時に出ることも多いです急に、首のつけ根から後頭部が「キリキリ」と痛み、頭のてっぺんや耳の上や後ろにかけて痛みが走る事もあります。

左右いずれかのこともありますが、後頭部全体が痛くなることもあります。間隔は数秒から数時間、一度痛み出すと数日から数週間継続します。ひどい時には、入浴時シャンプーをする時や頭皮を指やヘアブラシで触っただけで、激痛を感じることもあります。片頭痛と違い脈拍と一致しないのが特徴です

 原因:頚椎異常、肩こり 、枕の高さが合わない、前かがみの悪い姿勢と言われます
 治療例:Hさん、男、40代、会社員、普段PC作業して、前かがみの姿勢が多い、首コリ、左肩部の痛みで定期的に通院してます
 三日前に起床後、徐々に右後頭部に「ズキンズキン」の痛みが現れ、右耳の後ろまで痛みが広がりました。奥様に頭を揉んで貰ったら、指に触れるだけでピリピリの痛みが強まり、病院で受診し、神経ブログ注射を受けまして明確な効果なしで健康堂にご来院。
 
 所見:首の右回旋痛、右後頭部から右耳後にかけて数か所ピンポイントの圧痛点があり、頚椎二番目と三番目の圧痛は著明。血管の脈拍と一致する痛みではない
脈数浮、右寸口弱
 処置:
本治:太淵…
標治:脳空、脳戸、風池、完骨、率谷、天柱、百労、肩井、陽陵泉…
後頭筋のリリース、頚椎の二番、三番のストレッチ程度の矯正
 初回の後頭部の痛みがすこし軽減になりましたが、夕方以後増悪の傾向
 神経痛の治療の刺激量を考えると、低周波の電気針で1.2HZ―10分の弱め程度にかけました。二回目の治療の後に劇的に痛みが取れて、三回目以後は本人の希望で普通のマッサージ治療をして、今日で四回目ほぼ完治
 今回治療の心得:後頭神経痛の診断と鑑別診療は重要。大、小後頭神経の走行部位に圧痛点の出現と片頭痛と違い脈拍と一致しないのが特徴。
 治療時、主穴の「得気」と治療刺激量の把握は大切、初期症状も低周波の電気鍼は有効。