五十肩の原因

2022/08/02
いわゆる五十肩の原因は実は解明されていないのです。肩関節周囲炎とも呼ばれますが、判らないというのが正解です。他の肩関節の異常が発見されなかった肩の痛み、もしくは、動きの悪さをいわゆる『五十肩』として総称しているようです。

いわゆる五十肩の方は、皆さん同じような痛みを抱えておられるので、大体判別がつきます。おそらく、本当は原因があるのでしょうが、確固たる証が無いのです。最近ではMRIをはじめ、画像診断も精密な機械が多く利用されるようになっていますので、細かい肩関節の診断が病院で出来るようになっています。

五十肩は、これらの超精密な画像診断でも発見することが出来ない原因を秘めているのです。もう少し精度の高い画像診断機器が将来的に出来たなら、もしかして、五十肩の原因もはっきりするかもしれませんね。

仮説として挙げられるのは、過去の肩関節の外傷が原因であるという説です。【例】肩関節の脱臼は、肩関節の靭帯を緩めてしまいます。『関節の不安定性』と表現されていますが、肩の関節を締める力が低下してしまった状態です。伸びた靭帯は外傷後の治療次第で予後が分かれます。個人差もありますので、一概には言えませんが、しっかりと治療を怠らずに、根気よくエクササイズした場合は、予後が良いとされています。

この予後が悪い場合は、後々五十肩へと発展していくという仮説があります。これは脱臼に限らず、僅かに痛めた肩関節の障害でも、五十肩に発展していくとされています。この仮説が正しいかどうかは判りません。

また、上記の仮説に付随して、微細な骨折もしくは骨の傷のようなものが生じて、筋がしっかり働けなくなる事で、痛みが誘発されるという仮設もあります。骨の障害部位は肩甲骨、上腕骨、鎖骨などです。当然ですが、頚椎の異常は腕神経に影響を与えますので、腱反射が正常であっても肩関節には少なからず影響を与えていると思われます。

現状では、異常は発見されず、五十肩の原因もわかっていないというのが事実ですが
鍼灸と整体は五十肩の症状をかなり改善できます
気軽に当院までお問い合わせください。

                     健康堂 久我山院
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