生理痛の鍼灸治療一例 2022年11月8日更新!

2012/08/01
こんにちは、健康堂の冷です。
生理痛の治療の一例をしょうかいします。

Bさん、36歳、生理痛と腰痛の症状で来院
15年前から生理痛に悩まれ、最近1年症状が重くなる傾向があり、生理前と生理中の下腹部の痛み、冷汗と吐き気もともない、痛みがひどい時、鎮痛剤も効かなく、救急車を呼びたいくらい(本人の話)
病院で精密検査を行い、子宮、卵巣特に異常なしという結果でした

検査:触診ー腰部左右志室、腎ゆのあたりの硬結と圧痛
    下腹部は柔らかく、両脇(期門)の緊張と圧痛
    脈診ー脈弦、
    舌診ー舌は痩せ型、舌下の青筋が目立つ
初回治療(治療開始から一回目の生理の一週間前)

    本治: 行間(寫法)
    標治: 膈ゆ、腎ゆ、大腸ゆ、次りょう、三陰交、足三里、中かん、関元、
    指導: 腰と足先を暖める
         骨盤体操
         生理前冷たいもの、甘いものを禁止

治療直後の生理痛が好転、生理初日は下腹部の痛みが半減(鎮痛剤は4回/1日から2回/1日になった)

二回目治療(治療開始から二回目の生理の二週前)治療法は同上

治療後の生理痛がまたひどい痛みが出て、鎮痛剤はまた4回/1日に戻った

反省点:淤血体質に対する治療が足りなく、
     治療回数の確保、生理前少なくとも二回治療すると本人に伝わった。
三回目治療(治療開始から三回目の生理の二週前)
     淤血体質に対する、プラス合谷、太衝、地機、
四回目治療(治療開始後三回目の生理の一週間前)
     ひえに対し、プラス関元と三陰交のお灸

 三回目の生理前痛はほとんどなく、生理中の痛みもだいぶ緩和され、初日鎮痛剤一回を飲んで、二日目から薬を飲まずに済んだ

 治療効果が出たので、本人も喜び、完全によくなるまで通いたいとコメントしました

まとめ: 機能性生理痛に対し、鍼灸治療はとても有効てきですが、対症治療と本治法は両方不可欠であり、生理の周期にあわせ、治療のタイミングと頻度も大事
     生活指導に対し、患者様はしっかり守ったら、効果が出るのは早くなります。


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