秋に向けて

2025/09/13
こんにちは。今回は、東洋医学と季節の話です。
まだまだ暑い日はありますが、だんだんと涼しい風を感じる時も増えてきたように思います。

東洋医学では、前回までもあったように季節の移り変わりは私たちの心と体に大きく影響を与えると考えられています。夏から秋への変化は、陽から陰へエネルギーの方向が切り替わる大切なタイミングです。

夏は「心(しん)」が活発になる季節。活動的で、外向きのエネルギーが強く自然と動きが多くなります。しかし、これからの時期からはさらに湿気が増え、夏の疲れが出やすくなり、ここでも「脾」が影響を受けやすく、食欲不振やだるさを感じる方が増えてきます。

この時期に大切なのは、無理をしないことと、胃腸を労わることです。冷たい物を控え、温かくて消化の良い物を食べるだけでも、秋への移行がスムーズになります。

季節の変わり目は、自然のリズムに合わせて、夏の思い出を振り返りながらゆるやかにすごしていきましょう。

健康堂久我山院・西荻窪院