梅雨時期の「湿邪」について
2026/07/03
梅雨の季節になると、「なんとなくだるい」「頭が重い」「体がむくむ」「食欲が落ちる」といった不調を感じる患者さんが増えてきます。
東洋医学ではこの時期特有の不調には
梅雨は「湿(しつ)」が体に影響する季節
と考えられています。
東洋医学では、梅雨のように湿度が高い環境では「湿邪(しつじゃ)」という余分な湿気が体に入り込みやすくなるとされています。
「湿」は次のような症状を引き起こしやすいと考えられています。
- 体が重くだるい
- むくみやすい
- 頭が重い・頭痛
- 胃腸の働きが低下する
- 下痢や軟便になりやすい
- 関節が重く痛む
特に胃腸の働きを担う「脾(ひ)」は湿気に弱いため、この時期は消化機能が低下しやすくなります。
冷えも梅雨の不調を悪化させる
梅雨は気温が高くても、室内ではエアコンによって体が冷えることもあります。
冷えによって気や血の巡りが悪くなると、さらに湿が体内に停滞しやすくなると考えられています。
そのため、
- 薄手の羽織りを活用する
- 首・お腹・足首を冷やしすぎない
- 冷たい飲み物ばかり飲まない
といった工夫も大切です。
エアコンの温度設定は「冷やしすぎない」がポイント
快適さだけでなく、体への負担を考えると、エアコンの設定温度は26〜28℃を目安がおすすめです。
また、温度だけではなく湿度管理も重要です。
理想的な室内湿度は40〜60%程度。
湿度が高い日は温度を極端に下げるより、「除湿(ドライ)」機能を上手に使うことで、体への負担を軽減できます。
冷たい風が直接体に当たらないよう風向きを調整することも、冷え対策としておすすめです。
梅雨を元気に過ごすための養生法
梅雨の時期は、体の中に余分な水分をため込まない生活を意識しましょう。
おすすめの養生は、
- 軽いウォーキングやストレッチで汗をかく
- 温かいスープや味噌汁を取り入れる
- 生姜やねぎ、しそなど体を温める食材を活用する
- はとむぎ、小豆、とうもろこしなど水分代謝を助ける食材を取り入れる
- 十分な睡眠で自律神経を整える
毎日の小さな積み重ねが、梅雨の不調予防につながります!
