天気痛

2016/04/04
こんにちは。山田です。



桜が見頃を迎えてますが

今週は雨が多いそうですね…



そんな時に

関節や古傷が痛むということはありませんか??

今回はその天気痛についてお話ししたいと思います。



症状としては

天気が悪い日やその前後で

普段は痛くない関節や、治ったはずの古傷(昔の捻挫や手術の痕など)が痛くなる

または肩こりや頭痛が普段よりひどくなる

などです。




ではどうして痛いのか。


実は耳が大きく関係しています!

正確には耳の奥(内耳)にある、三半規管と前庭という部分です。

ここはリンパ液で満たされています。

リンパ液が体(頭)の傾きや回転、動きにより流れることでそれを感じます。



天気が悪くなる、つまり気圧が下がります。

三半規管と前庭のリンパ液の圧力が変わり、リンパ液に波が起きます。


すると、体を傾けていないのに傾きを感じてしまうため

目で見えている情報と耳から感じる情報に違いが生じてしまい

交感神経が興奮します。


交感神経…活動時に働く

副交感神経…リラックスしているときに働く


交感神経がずっと興奮し、副交感神経が働かなくなり

自律神経失調の状態になるため、天気痛が起こるのです。




天気痛を防ぐ方法として、酔い止めの薬があります。

乗り物酔いも同じ機序で起こるため、内耳の興奮を抑えることで予防が期待できるそうです。


飲むタイミングは天気が悪くなる前です。




天気痛のある方、一度試してみてはいかがでしょう?

ただ、薬に頼りたくない!って方は

規則正しい生活や、適度な運動で

普段から自律神経のバランスを整えていきましょう!!