6月病? 自律神経とのお話 2022年11月10日

2016/05/23
こんにちは。健康堂の横山です。

すっかり初夏の陽気ですね(^^)


さて、もうすぐ6月にはいりますが、

皆さま「6月病」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

「5月病」はよく聞きますよね。

GWの連休明けに、新環境の疲れが出ることもあって、

心身ともに不調になる症状です。

ところが最近、特に社会人の場合、5月ではなく6月に、

同じような状態になる人が増えており、

「6月病」と呼ばれているそうです。

そもそも「5月病」も「6月病」も正式な名称ではなく、医学的には

適応障害といわれるのですが、

なぜ、6月に心身の不調を訴える人が増えているのでしょうか。


理由として考えられるのは、新人研修期間を長く取る企業が増えていること、

仕事のIT化・専門化などにより、ベテランの社員さんでも4月からの

色々な変化に慣れるのに時間がかかること。

その結果、やっと慣れてくる6月に、たまった疲れやストレスが、

心身の症状となって表れるのではないかと言われています。

さらに、6月は梅雨に入って気候が不安定になることも、

心身のダルさの要因になるのではないかと思います。

まずは以下に当てはまるものがないか、心と体の状態をチェックしてみてください。


●ココロの状態チェック

やる気が出なくて、やるべきことを先延ばしにする

気持ちが沈んで、楽しいことがないと思う

気持ちが落ち着かない

イライラして怒りっぽくなる

先々のことを考えると不安や焦りを感じる



●体の状態チェック

体がだる重く、疲れが取れない

心臓がドキドキする、息苦しい、めまいがする

頭がずっしり重く感じる、ズキズキ痛む

なかなか寝付けない。 何度も目が覚める

食欲がわかない。食事がおいしく感じられない


当てはまるものが多い方は、注意が必要かも知れません。

6月病になりやすいのは、真面目な性格の人が多いという共通点もあるようです。

「~すべき」が口癖だったり、完璧主義だったり、少しのミスで自信を失ったり…。

やる気が出ないときは自分を責めたりしないで、

ゆっくりお休みするのも大切です!

そして起床や就寝、3食の食事時間は規則正しく守りましょう。

起きる時間と寝る時間、食事の時間が乱れると体内時計が乱れるため、

自律神経のバランスが崩れてさらに心身の不調を招いてしまいます。

6月病の引き金となったストレスを取り除けば、心身の状態は回復しますが、

原因が仕事そのものであったり、職場の人間関係であったりと

取り除くのが難しいこともありますよね。

そんな時は、こまめに心身の疲れを解消して、

そもそもストレスを溜めないようにすることが大切です。

睡眠、食事、休息をバランス良くとって、

上手にストレスと付き合っていきましょう(^^)