気象病と体のケア 2022年11月10日更新!

2016/10/12
こんにちは。健康堂スタッフ横山です。
今年は台風がたくさん来る上に、
気温も寒くなったり、暑くなったり忙しいですね。

みなさま体調はいかがでしょうか?

この頃、テレビなどでよく耳にする「気象病」について、
今回はお話しさせていただきたいと思います。


季節の変わり目や天気が悪くなりそうなときに、頭痛、めまいがすることはないでしょうか。
季節や天気の変化によって起こる体調不良はこの「気象病」が原因かもしれません。


○気象病とはどんな病気?

気象病とは、気象の変化が体調に影響を与えて起こる病気の総称です。
はっきりとした原因はわかっていませんが、環境の急激な変化によって
自律神経のバランスが崩れることで発症すると言われています。
梅雨の時期や台風シーズンなど(今ですね)、気圧、気温が大きく変化する時期は特に注意が必要です。

○どのような症状?

一言で気象病と言っても、症状は色々です。


・偏頭痛

まず、気象病の代表的な症状として偏頭痛があげられます。
偏頭痛とは、頭の片側にのみ発生する頭痛のことで、
こめかみの辺りが脈を打つようにズキズキと痛むのが特徴です。
急激な気圧の変化によって脳の血管が広がり、周囲の神経を刺激することで痛みが起こります。


・関節の痛み

次に、関節痛の症状があげられます。特に多いのが膝の痛みです。
気圧の変化によって自律神経が乱れ、血行が悪くなることで痛みを感じやすくなります。


・めまい

気象の変化によってめまいが起こることもあります。
めまいが起こる原因は、体の平衡感覚をつかさどっている内耳神経の不調です。
急な温度変化によって自律神経が乱れ、その内耳への血流が低下することで、
めまいが起こると考えられています。


それでは、気象病の症状が現れた場合、どのように対処すれば良いのでしょうか? 
今回は3つの対処方法を紹介したいと思います。


・適度な運動やストレッチ

まず、気象病の症状を改善するためには、適度な運動やストレッチが有効です。
体を動かして体内の血液循環を良くすることで、乱れた自律神経を整えることができます。
特に、デスクワークなどで座りっぱなしが多い方は、日頃から体を動かす習慣をつけるようにしましょう。


・規則正しい生活を心がける

そして、規則正しい生活を送ることが大切です。
不規則な生活、特に睡眠不足は気象病を招く大きな原因となります。
早寝早起きを心がけて、充分な睡眠をとるようにしましょう。


・冷暖房の使いすぎに注意

最後に、冷暖房を使いすぎないということも重要なポイントです。
本来、人間には気象の変化に体を適応させる能力が備わっています。
室内と室外の温度差があまり大きいと、うまく適応することができず、体調を崩してしまうのです。
冷暖房を使用する際は、外気との温度差を5度以内に抑えると良いようです。


規則正しい生活・適度な運動を心がけ、未然に体調不良を防ぎましょう!