眼瞼下垂ならコンタクトレンズとどう付き合うか?

2023/11/26

眼瞼下垂とは?

まっすぐ前を見たときに瞳孔付近まで上まぶたが垂れ下がり、視野が狭くなる眼瞼下垂。いつも眠そうに見えますし、まぶたを吊り上げようと常に力を入れるため、まゆ毛が上がり、おでこにしわが寄ります。美容上気になるという人も多い症状です。ひどくなると、何かを注視するときに、顎を突き出したり、斜めに見たりするようになります。また、目やおでこの筋肉に力を入れているために、頭痛や肩こり、めまい、吐き気などを引き起こします。

上まぶたは、角膜(黒目)より2ミリほど下に位置しているのが正常な状態です。眼瞼下垂で上まぶたが瞳孔よりも上にとどまっている場合は軽度、瞳孔にかかっているけれど、中心線より上なら中等度、瞳孔の中心線よりも下ならば重度と判定されます。中等度以上では、視野が暗くなってしまいます。下を見ているときの上まぶたの位置が上を見たときに何ミリ上がったかを測定し、診断の目安にします。

眼瞼下垂とコンタクトレンズの関係は?

眼瞼下垂とコンタクトレンズの因果関係は、実はまだはっきりと解明されていません。コンタクトレンズを脱着する際に原因があるのか、それともつけている間なのかが分かるデータがまだないのです。

しかし、様々な所で眼瞼下垂とコンタクトレンズの因果関係の調査や実験が行われています。その結果として、
・ソフトコンタクトレンズでもハードコンタクトレンズでもリスクは高まる
・絶対にコンタクトレンズを使っていると眼瞼下垂になるわけではない
・しかし使っていない人に比べるとリスクは20倍高いとの結果がある
ということが分かりつつあるのです。

また、コンタクトレンズで眼瞼下垂になる原因は、
・レンズを出し入れする時にまぶたを強く引っ張るのが原因という説
・分厚いレンズをつけたまま1日何度もまばたきすることで筋肉に影響を及ぼすという説
の2つがあります。

コンタクトレンズをしていると必ず眼瞼下垂になるわけではないですが、何らかの関係があることが確かです。もちろん毎日長い時間コンタクトレンズをしていても、生涯眼瞼下垂にならない人もいます。

しかし少しでも眼瞼下垂になるリスクを下げたいのなら、次の章で説明する注意点を知っておくのがおすすめです。

コンタクトレンズをしながら眼瞼下垂を防ぐことはできる?

今のところははっきりとした関係が分かっていない眼瞼下垂とコンタクトレンズの使用ですが、リスクを20%上げたくないのなら、コンタクトレンズより眼鏡を使用するのが無難です。

とは言え、近頃は視力を補うだけでなく、アイメイクの一つとしてカラーコンタクトレンズを使用する人もいますよね。「眼瞼下垂になりたくないけどコンタクトレンズは使いたい」そのように考えている人は、下記の点に注意をしておきましょう。

コンタクトレンズを使用する時の注意点
・コンタクトレンズの装着時間をできるだけ短くする
・脱着の際は上まぶたではなく下まぶたを引っ張る
・ハードコンタクトならスポイトを使用する

「スポイト」とはハードコンタクトレンズを脱着する時に使用するもので、コンタクトレンズの販売店などで購入できます。上まぶたや目の筋肉に影響を与えないよう、脱着の時と装着時間に気を使えば、眼瞼下垂になるリスクを下げられるので参考にしてみて下さい。

また、コンタクトレンズの傷や衛生状態も眼瞼下垂に関係しているとの説もあります。脱着の際は手を清潔にする、傷や汚れがあるコンタクトレンズは使わないなども大切なポイントです。

健康堂では、開業16年以来、数多くの眼瞼下垂の患者さんはご来院され、施術を通して、症状が改善されました。
眼瞼下垂に対する治療法も当院が得意とする治療の一つです。当院経験により、重症の眼瞼下垂を除いて、鍼灸治療で70%近い眼瞼下垂の方が完治したり、症状を改善させることができるのです。
軽い眼瞼下垂であれば、数回で完治することもあります。特に筋肉の異常、動眼神経麻痺、交感神経の異常などによる後天性眼瞼下垂に対しては、鍼灸治療の効果が期待できます。

手術しない独自な治療法。
独自な鍼灸治療、トウ氏奇穴、奇経法を使い、効果の高いツボ刺激をすることにより筋肉や神経の働きが活発になり、血液の循環をよくすることになり、眼瞼下垂の症状改善につながります。また鍼灸で自律神経のバランスを調整して、交感神経の異常による眼瞼下垂にも効果を挙げられます。
当院における鍼灸治療は東洋医学の脈診、腹診を行い、治療目標は体質を改善することによる根本原因の除去です。薬物治療のような対処療法ではありません。
そのため、鍼灸治療で改善できた症状は再発しにくいのが特徴です。
薬物治療により改善が見られない場合や症状を繰り返すような場合は当院の鍼灸治療をお勧めいたします。
よる根本原因の除去です。薬物治療のような対処療法ではありません。
そのため、鍼灸治療で改善できた症状は再発しにくいのが特徴です。
薬物治療により改善が見られない場合や症状を繰り返すような場合は当院の鍼灸治療をお勧めいたします。

 

                          健康堂 西荻窪院  

                              久我山院


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