椎間板の変性と鍼灸・整体治療 2022年11月10日更新!
2016/10/18
こんばんは、健康堂の冷です
今日「椎間板の変性」について話したいと思います。
首や背中や腰が痛くて、我慢できずに病院に行って検査をしました。
そして病院での診断は「異常なし」で治療は、痛み止めの処方。
大変よくあるパターンで、殆どの患者さんは不満をため込んでしまっています。
当院でも大変多く相談を受ける事例でもあります。
症状は確かにあるのに「異常なし」と診断される典型的なものが、
これから説明する「椎間板変性」が多いです。
症状は確かにあるのですから、本来は「検査で現れなかった異常がある」と考えるべきなのです。
検査方法がレントゲンやMRIだったら「画像に写らない異常がある」ということです。
椎間板変性では、この線維輪の中央から後方に向けて亀裂が生じ、内容物である髄核がその亀裂内へ移動します。
これがさらに進行し、最終的に後方に向けて飛び出した状態が、いわゆる「ヘルニア」です。
亀裂が最後方まで伸びた結果です。
医師は椎間板にかかわる診断には、具体性に欠けていたり、やや曖昧な表現の
診断名がつく傾向があります。
「ストレートネック」「椎間板がすり減っている」「骨と骨の間が狭い」「椎間板症」
「骨には異常なし」「ヘルニア気味」etc
いずれも診断名に具体的状況や原因を特定できる表現はありません。
椎間板変性から出やすい症状
痛みやしびれなどの「症状」は、神経を介して感じているのはお分かりになるかと思います。
椎間板変性が起きると、その部位からの神経分布によって様々な症状が出ます。
<下部頸椎の変性>では
首の痛み、頭痛、目の奥の痛み、顔のしびれ、原因不明の歯の痛み、肩・肩甲骨の痛み、
腕・手の痛みやしびれ、胸の痛み等
<下部腰椎の変性>では
腰痛(慢性・急性)、お尻の痛み・しびれ、股関節痛・坐骨神経痛・足のしびれ・歩きにくさ・足の痛み等
などが代表的です。
これらの症状で困って病院の他、整体やマッサージに行ってみて良い結果が出なかったときは、
相当高い確率で椎間板変性を疑っても良いと思います。
ヘルニアにまで進行していれば、MRIによる画像診断で写りますが、
その手前の状況では検査しても外形上は何も映っていません。
例えば、近頃医学界では「腰痛の80%は原因不明」というのが定説になりつつあります。
当院に来られる腰痛患者さんの多くは、病院で「骨には異常なし」または「原因不明」と診断を受けています。
まさにその大半が「80%を占める原因不明の腰痛の方」なわけです。
ところが、そういった患者さんたちの大半は、この【椎間板変性】が疑われるのです。
こういった事実から私の実感では、「腰痛の80%が原因不明」なのではなく、検査方法の特性から「80%が確認できないから分からない」となっているのが実態なのではないかと考えています。
椎間板変性による痛み・しびれなどの症状の発生イメージ
姿勢の悪さ・前屈み
↓
椎間板の前方に圧がかかる
↓
椎間板内部で前→後への圧がかかる
↓
亀裂が発生
↓
内容物(髄核)が亀裂にハマりこみ後方へ移動
↓
知覚終末の知覚領域(斜線部)を侵害刺激
↓
神経へ伝搬した結果、症状として感じる
椎間板変性は前屈みの姿勢が多いことが直接原因です。
ですから姿勢を見直して頂き、出来るだけ背骨を前屈みや丸めた形にしないようにしましょう。
立っている時でも座っている時でも、背筋を伸ばすクセを付けると良いと思います。
立って「気を付け」の姿勢をとると、腰の部分の背骨が軽く反っているのが分かると思います。
これを生理的弯曲と言いますが、この形を保つように意識していただくと分かりやすいと思います。
また当院の鍼灸治療と骨盤、骨格の矯正もかなり事績が出ましたから
似たよな症状があれば、気軽にご相談ください。
http://www.kenkou-tower.com/chinesehari.htm
今日「椎間板の変性」について話したいと思います。
首や背中や腰が痛くて、我慢できずに病院に行って検査をしました。
そして病院での診断は「異常なし」で治療は、痛み止めの処方。
大変よくあるパターンで、殆どの患者さんは不満をため込んでしまっています。
当院でも大変多く相談を受ける事例でもあります。
症状は確かにあるのに「異常なし」と診断される典型的なものが、
これから説明する「椎間板変性」が多いです。
症状は確かにあるのですから、本来は「検査で現れなかった異常がある」と考えるべきなのです。
検査方法がレントゲンやMRIだったら「画像に写らない異常がある」ということです。
椎間板は二重構造をしています。
中央に「髄核」というゼリー状の内容物があり、その周辺を線維の多いタンパク質でできた、「線維輪」という物質が包み込んでいます。椎間板変性では、この線維輪の中央から後方に向けて亀裂が生じ、内容物である髄核がその亀裂内へ移動します。
これがさらに進行し、最終的に後方に向けて飛び出した状態が、いわゆる「ヘルニア」です。
亀裂が最後方まで伸びた結果です。
医師は椎間板にかかわる診断には、具体性に欠けていたり、やや曖昧な表現の
診断名がつく傾向があります。
「ストレートネック」「椎間板がすり減っている」「骨と骨の間が狭い」「椎間板症」
「骨には異常なし」「ヘルニア気味」etc
いずれも診断名に具体的状況や原因を特定できる表現はありません。
椎間板変性から出やすい症状
痛みやしびれなどの「症状」は、神経を介して感じているのはお分かりになるかと思います。
椎間板変性が起きると、その部位からの神経分布によって様々な症状が出ます。
<下部頸椎の変性>では
首の痛み、頭痛、目の奥の痛み、顔のしびれ、原因不明の歯の痛み、肩・肩甲骨の痛み、
腕・手の痛みやしびれ、胸の痛み等
<下部腰椎の変性>では
腰痛(慢性・急性)、お尻の痛み・しびれ、股関節痛・坐骨神経痛・足のしびれ・歩きにくさ・足の痛み等
などが代表的です。
これらの症状で困って病院の他、整体やマッサージに行ってみて良い結果が出なかったときは、
相当高い確率で椎間板変性を疑っても良いと思います。
ヘルニアにまで進行していれば、MRIによる画像診断で写りますが、
その手前の状況では検査しても外形上は何も映っていません。
例えば、近頃医学界では「腰痛の80%は原因不明」というのが定説になりつつあります。
当院に来られる腰痛患者さんの多くは、病院で「骨には異常なし」または「原因不明」と診断を受けています。
まさにその大半が「80%を占める原因不明の腰痛の方」なわけです。
ところが、そういった患者さんたちの大半は、この【椎間板変性】が疑われるのです。
こういった事実から私の実感では、「腰痛の80%が原因不明」なのではなく、検査方法の特性から「80%が確認できないから分からない」となっているのが実態なのではないかと考えています。
椎間板変性による痛み・しびれなどの症状の発生イメージ
姿勢の悪さ・前屈み
↓
椎間板の前方に圧がかかる
↓
椎間板内部で前→後への圧がかかる
↓
亀裂が発生
↓
内容物(髄核)が亀裂にハマりこみ後方へ移動
↓
知覚終末の知覚領域(斜線部)を侵害刺激
↓
神経へ伝搬した結果、症状として感じる
椎間板変性は前屈みの姿勢が多いことが直接原因です。
ですから姿勢を見直して頂き、出来るだけ背骨を前屈みや丸めた形にしないようにしましょう。
立っている時でも座っている時でも、背筋を伸ばすクセを付けると良いと思います。
立って「気を付け」の姿勢をとると、腰の部分の背骨が軽く反っているのが分かると思います。
これを生理的弯曲と言いますが、この形を保つように意識していただくと分かりやすいと思います。
また当院の鍼灸治療と骨盤、骨格の矯正もかなり事績が出ましたから
似たよな症状があれば、気軽にご相談ください。
http://www.kenkou-tower.com/chinesehari.htm
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